私たち宮城県美術館に期待と関心を寄せる有志グループでは県有施設の再編にかかる基本方針の策定を進めている宮城県(震災復興・企画部 震災復興政策課)から県側としての説明と併せて意見聴取を実施したいとのお申し出を受け、この機会に、アンケート調査の結果をふまえて、宮城県に対する質問を用意させていただきました。下記に掲載する文面(含.英訳版)は、その全文となります。後日に予定される面談の際に回答をいただく予定となっております。また、この件に関するメールによる連絡の経過は下記のとおりですのでご参考としてそのまま公表させていただきます。なお、回答内容についても要約や編集を加えずに公表させていただくことで宮城県のご了解もいただいており、後日このサイトに掲載する予定です。
そのような経過をふまえて、以下お読みいただければ幸いです。

県庁への質問

 宮城県知事様はじめ、県庁の方々の新型コロナウィルスへのご対応に心より感謝申し上げます。そのような切迫した状況の中、こうして少しでも意見を交換しようとして下さりありがとうございます。念のため、確認なのですが、宮城県美術館に関しては、移転、現地でのリニューアル案と両方検討されていて、まだ決定ではないということは間違いないでしょうか?

 質問させていただくに先立ち申し上げておきたいのですが、新型コロナを受けてドイツでは、モニカ・グリュッタース文化相が「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と表明しておりますが、私どもも同じように考えております。そのため、美術分野はもとより音楽や舞台芸術関係者の方々、建築関係の方々に対しても同じように敬意をはらっております。特に音楽、演劇関係の方々はかつてない苦難の真っ只中におられるとお察ししており、事態が少しでも良い方向に進むように心から願っております。

 それでは、私どもが昨年12月に実施させていただいたアンケート調査と結果を公表させていただいた立場から、回答を寄せられた方々に代わって質問をさせていただきます。長文にわたってしまいますが、趣旨にご理解をいただければ幸いです。ご覧いただいていると思いますが、アンケートの回答は膨大な量があるため、美術館の建物やまちづくり、行政の進め方などについてはすでに各分野でいろいろな方々が要望書等出しておられますので、私どもは美術館そのものについての部分のみ、質問させていただきます。アンケートをお答えいただいた方には小学生も含まれますので、なるべくわかりやすく優しい言葉を用いるように努めますので、ご回答もそのようにしていただけましたら幸いです。

 私どもの質問はただひとつです。美術館の正面玄関に設置された8本の柱などからなる作品「マアヤン」の作家、ダニ・カラヴァン氏に今回のことについて連絡をとっていらっしゃるか、否か、連絡済であるとすればどのようなお答えを得ているのか、また連絡を取っていないとすればどういった理由からかということです。

 移転の方針が決定された場合、美術品所蔵の作品については建物外部にある立体作品もすべて移転されるものと思うのですが、正面入り口にあるダニ・カラヴァン氏の「マアヤン」だけは建築との一体性があり、また動かすことで作品の意味が全く失われますので移転は不可能と考えられます。ダニ・カラヴァン氏はご高齢ですがご存命です。ご本人、または代理人には、現在4分の1の確率で壊される可能性があることはお伝えしているのでしょうか?今回、国の補助金を受けて移転集約となると、5年以内に、もとの建物は壊さないといけないことになっているとお伺いしました。

 そして、残り4分の1の確率は「売却して作品は残る」可能性です。しかし、売却先がどこかによって、任意で現状に何らかの手が加えられる可能性があります。購入した場合でも、作品の著作権は作家にあり、作品には同一性保持権というものがあります。それは著作物の内容と著作者を紐づけることで、著作者の人間性を正確に表現する著作者人格権です。具体的には写真のパロディなどではどのような理由で手が加えられるとその権利が侵されるのかをめぐって実際に裁判が起こっておりますし、その他にも、いくつか裁判の例はあります。

 作品の制作と設置に際して宮城県との契約がどのように交わされたのかはわかりませんが、39年という短い期間で美術館のためにつくられた作品がそのような事態に直面するということは、作家自身にとって予想もしないことなのではないかと思います。アンケートにお答えいただいた多くの方々も同様です。しかも、現在の美術館の建物が東日本大震災による未曾有の被災を乗り越えたにも関わらず、理由が県民会館の移転新築にあたり、少子化により50年先に財政難になる地方のために設けられた施設集約にかかる国の補助金制度を活用して整備をめざす施設として、すでに県がリニューアルを決めていた美術館がたまたま規模的にもちょうどいいのではないかとの案が浮上したこと、その話合いには、補助金制度適用期限がせまっているためか、彫刻作品等をどうするかということについての美術専門家を交えた検討もされていないこと、そういった状況下で別の新しい美術館を作ろうとしていること、これらの事実の全貌を知ったとき、果たして作家はどのようにお考えになるのでしょうか。

 移転に付随するそうしたことが契約に則っていて、作家に連絡を取る必要はなく、手続き上は問題のないことかもしれませんが、過去に、某大手企業の社長であった方が、ご自身の所有するルノワール、ゴッホの作品を「死んだら棺桶に入れてもらうつもりだ」と発言されたことで、「文化遺産を灰にするつもりか」と英仏の美術界から猛烈な非難を浴びたことはよく知られたエピソードですが、そうした事態を招くという可能性もお考えの上で、宮城県知事の責任のもと、計画を進められているのでしょうか。日本においては、ダニ・カラヴァン氏は、1998年に高松宮殿下記念世界文化賞を受けられていますが、その文化価値を宮城県としてはどのようにお考えの上、それを捨てる決断を下すのか、私どもの質問から推測いただけるものと考えております。ちなみに、その高松宮殿下記念世界文化賞のホームページの作家紹介では、「私の作品は他の場所に移せば死んでしまう。置かれた場所で息づくのだ。作品の中を歩いたり、音を聞いたり、においをかいだり、全身の五感をはたらかせてほしい」と記されています。

 現在、新型コロナの計り知れない影響により、世界中で生活が困難となる人々が今後大勢発生するということが想定されています。アンケートでは、芸術などに税金を使うのは無駄だという回答もみられました。死ぬか生きるかのとき、もしかしてそのようにお考えになる方もアンケート実施当時よりも増えているのかもしれないし、こんな時期に、他にすることがあるのではないかというお声も聞こえてきそうです。そうした方々に、県は新しい複合施設の必要性をどのように説明していかれるのかもお伺いしたいところではございますが、今回はその質問やめておき、これから少しご一緒に旅をしていただきたいと思います。

 旅と申しましても、これから実際に行くわけではなく、想像上の旅です。人間は、想像し、それを共有することができます。皆さまは、国内、海外にご旅行されたことがあると思うのですが、例えば京都なら神社仏閣、仏像を眺めたりされることでしょう、パリにいけばルーブル美術館へ、スペインに行けばガウディによるサグラダ・ファミリアの壮大な建築をこの目で見て見たいと思う方も多いのではないかと思います。そうしたこれまでの経験を活かし、私たちとスペインの小さな港町に旅をいたします。

 旅をする先は、バルセロナより北東の、フランスとの国境にほど近い、地中海に面したスペインの小さなポルトボウという港町です。地中海性気候の乾いた明るい空気のなか、小さな街中を通りぬけ坂道をいくと、切り立った小さな湾に辿り着きます。そこは集合墓地の入り口です。墓地の入り口に近づいていくと、手前の崖近く、地面から茶色の三角形の2枚の金属の板がつきだしています。それは、地中を通って崖の下に伸びた斜めの長い箱です。箱の中は人が一人か二人通れるぐらいの狭さで暗く、壁や天井と同じ金属で作られた急な階段が下に向かって続いています。入り口からは遠く下方に縦長の長方形に切り取られた青い海が明るく小さく見えています。階段を80段あまり下っていくと、途中で天井がなくなり、頭の上には青空が広がります。視界を遮る壁でまだ地中の中のように感じられますが、その先には青い海と白い波が見えています。階段を下りきった先はガラスの板で行き止まりになっていて、そこに、ドイツ語、スペイン語、カタルーニャ語、フランス語、英語で「高名な人たちの記憶よりも、名前のない人たちの記憶を顕彰することのほうが、ずっと困難である。名もなき人びとの追憶に史的構成はささげられる。」という文章が刻まれています。

 これは、ダニ・カラヴァン氏が思想家ヴァルダー・ベンヤミン氏の墓地に作った『パッサージュ ヴァルダー・ベンヤミンへのオマージュ』という作品です。ヴァルダー・ベンヤミン氏は、ドイツの思想家で、第二次世界大戦中、ナチスに追われてフランスとの国境ピレネー山脈をこえ、この地で命を落としそこに埋葬されたといわれています。ベンヤミン氏は、近代になって、写真や映像といった、それまではたった1つしかなかった絵画や彫刻といった作品とは違った表現が登場してきたときに、それらの違いについて考えた人としても有名で、『複製技術時代の芸術』という本は現在日本でも多くの人に読まれていますので、名前だけでも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 マイケル・タウシグという文化人類学者がいます。彼は、『ヴァルダー・ベンヤミンの墓標』という著作の『第一章 ヴァルダー・ベンヤミンの墓地−非宗教的な啓示』で、この作品と、ベンヤミン氏と、スペインという土地について詳しく書いています。この作品は、ベンヤミン氏も含まれるという集団墓地の入り口の前につくられています。スペインでは、パブロ・ピカソの『ゲルニカ』という絵の題材となったことでも有名な激しい内戦が1936年から39年まであり、その戦争で民間人を含む多数の死傷者がでました。タウシグ氏は、スペインのいたるところで虐殺があり、虐殺があったその場所が、「集団墓地」そのもので、同じく、ナチスに追われた知識人たちが、スペインに逃げてきて、どうにもならずに自殺するようなこともごく普通にあったということをこの記念碑が明らかにしていると言います。今、私たちが立っているその場所は、まさにその地なのです。タウシグ氏はその文の中で、風景と、歴史との関係を明らかにしようと試みています。しかし、そこまで理解がいかなくても、強い光の中から一転、暗くひんやりとした狭い階段を下って地中海に臨む体験は、わたしたちに何らかの非日常的な気持ちを抱かせるのは間違いありません。再び、地上へ向かうために階段を上ろうとふりむくと、そこには今度は海ではなく、空の青さが切り取られた長方形がみえます。そして、旅はここで終わりです。

 それでは、ふたたび、アンケートの話に戻りましょう。アンケートには、2割の移転賛成者がおられます。その方々は、新しい美術館に今よりよくなるのではないかという期待を寄せています。新しい美術館の計画は移転が決まってから今度は美術の専門家を交えて考えるということですが、美術館は、作品を見せるだけではなく、収蔵と研究も重要な役割として担っています。宮城県がダニ・カラヴァン氏の作品をどのように考え扱うかは、これからどのような構想のもとに美術館を新しくつくっていくかを見定めるうえで、そもそもの出発点となることでしょう。ですから、私たちグループが提示させていただくただひとつの質問は、賛成者の方々の質問にもなりうるのです。

 そして、想像上の旅で体験されたように、美術を含む芸術とは、私たち人間の歴史、文化そのものをあらゆる形であらわしたものです。それを守るということは、私たち自らを守るということでもあります。だからこそ、冒頭にふれたようにドイツの文化相は『アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在』と断言したのです。こんにち、明日の生活にも困っている方々にとって、本当にそれどころではないのはよく理解できます。だからこそ、そうしたすべての今を生きる人々の小さな声が切り捨てられないためにも、こうした記憶が、様々なかたちで残っていくことが大切だと考えます。

 最後に、アンケートには数多く、個人の思い出の場としての美術館が語られています。それは、今回の移転の議論には単なる情緒的なものと片付けられてしまうのかもしれません。しかしながら、本当に偶然に、宮城県美術館で唯一壊されるかも知れない作品をつくった作家が、遠くスペインでつくった作品に刻んだ言葉が、「有名な人々よりも、名もない人々の記憶に敬意を払うほうが難しい」だったことをもう一度思い出していただきたいと思います。

 アンケート調査を試みたものとして、ただひとつの質問へのご回答をいただけますよう、お願い申し上げます。

宮城県美術館に期待と関心を寄せる有志グループ 一同

*参考資料「ヴァルダー・ベンヤミンの墓標」 マイケル・タウシグ著 2016年 水声社

Question in English

 

We would like to express our sincere gratitude to the governor of Miyagi Prefecture and other civil servants for their efforts in combatting COVID-19. Thank you for exchanging opinions with us under these current circumstances. 

First of all, we would like to confirm the following point. Are we correct in understanding that the Miyagi Museum of Art is considering both a relocation and an on-site renovation, but that no decision has yet been made? 

Before posing another question, we would like to put forward the following. In the wake of COVID-19 the German Minister of Culture, Monika Grütters has stated, 

“Artists are not only indispensable, but also vital, especially now.”

We agree. Therefore, we pay respect to people in architecture, music and the visual and performing arts as well as people in fine arts. Particularly, we feel that people in music and theatre are in the midst of unprecedented hardships. We sincerely hope that the situation will improve and turn out for the better. 

Now, from the standpoint of the survey we conducted last December and the results of which have been made public, we would like to ask a question on behalf of those who responded. The following is quite long, but we hope you will understand its purpose.

As you may have seen, there was an enormous number of responses to the survey, and many people in various fields have already petitioned against the building of the museum, its urban development plan, and its administrative procedures. 

Therefore, we just would like to ask a question about the museum itself. Since elementary school students are part of the survey, we have tried to use clear and simple language. We appreciate if you would answer in the same way. 

Our one question is this. 

Have you contacted Mr. Dani Karavan, the artist of Ma’ayan, whose work consists of eight pillars installed at the facade of the museum? If so, how did he reply? If you have not been in contact with him, why haven’t you? 

If a decision is made to relocate, we suppose that all the sculpture and other works that are outside the museum will also be moved. But we assert that it is impossible to relocate Mr. Karavan’s Ma’ayan in particular because it is integrated with the entrance of the building. Moving it would destroy the meaning of the work altogether. 

Mr. Karavan is elderly, but still living. Have you told him or his agent that there is a 1-in-4 chance that his work will be destroyed? We have heard that if the building is relocated with the help of government financial subsidies, the original building must be destroyed within five years. 

If the building is not destroyed, there remains a 1-in-4 chance that it will be sold with Ma’ayan. However, depending on the purchaser, there is a possibility that there may be some modifications to the work. Even if someone purchases it, the copyright of the work belongs to the artist and the work has a right to maintain its own integrity.

The link between the artist and the contents of their work allows the artist to express their humanity. This ability to express one’s humanity is the artist’s moral right. There have been lawsuits over reasoning by which artworks were altered, such as in the case of photo parodies. There are several other instances of lawsuits, as well. 

We have no idea how the contract with Miyagi Prefecture was made for the creation and installation of the work, but we are sure the artist himself would never have expected to face such a situation for a work created for the museum in such a short period as 39 years. It also came as a surprise to many of our survey respondents. 

Moreover, despite the fact that the current building survived the unprecedented damage due to the Great East Japan Earthquake, a proposal to relocate and merge the Miyagi Museum of Art and the Miyagi Prefectural Hall using “The Federal Subsidy Program for the Consolidation of Facilities in Regions Facing Financial Difficulties Due to the Declining Birthrate in the next 50 years” emerged. 

Perhaps because the application deadline for the subsidy program is fast approaching, there has been no discussion with art experts about what to do with the sculptures and other works. Under such circumstances, you are trying to build a new museum. How will Mr. Karavan feel when he knows the full extent of these facts? 

There may be no problem if you don’t contact the him about the what steps are to be taken in accordance with his contract. But as you know, there is a well-known episode that the president of a certain large company said, “When I die, put my collection of Renoir and Van Gogh into my coffin to be cremated with me.”  He was severely criticized by the British and French art circles who cried out that he intended to burn their cultural heritage to ashes. Is the governor of Miyagi Prefecture taking into consideration such a situation if this plan goes ahead? 

Mr. Dani Karavan received the Praemium Imperiale in Honour of Prince TAKAMATSU award in Japan in 1998. How do the Miyagi prefectural authorities think of its cultural value? How can you decide to discard it? We believe you understand what we mean.

For your information, the artist’s introduction to Ma’ayan on the homepage of Praemium Imperiale in Honour of Prince TAKAMATSU states, 

My work will die if moved to another place. Location is very important not just in terms of landscape, but in terms of history, too Please feel, listen, smell, touch, walk through with the whole body’s five senses.

At present, it is assumed that the immeasurable impact of COVID-19 will cause great harm to the future of many people around the world. In the survey, some respondents said that spending money on the arts and other activities is a waste of money. Perhaps since the survey was conducted, as they now face matters of life and death, even more people feel that way. 

Some people may say that in these times there are more pressing matters. We would like to know how the prefectural government will explain the need for a new, consolidated art museum and prefectural hall complex to those people.

But we will leave this question for now. Now, we invite you to come on a journey with us for a short while. Even if we call it a journey, it is not an actual one. It is an imaginary journey. Human beings can imagine and share it. 

We are sure that you have traveled around Japan and abroad. For example, when one travels to Kyoto one can see shrines, temples and statues of Buddha. Many people would like to visit the Louvre Museum in Paris and see the magnificent architecture of Gaudi’s Sagrada Familia in Spain with their own eyes. With such experiences, we are now going to travel to a small port town in Spain. 

The destination is Portbou, northeast of Barcelona, near the border with France, facing the Mediterranean Sea. In the dry light of the Mediterranean climate, we are passing through a small town and going up a hill that overlooks a small bay surrounded by mountains. This is the entrance to a graveyard. 

As we approach the entrance to the graveyard, we see two brown triangular metal plates sticking out of the ground near a cliff in the foreground. It is a long diagonal box that extends down the cliff through the ground. The inside of the box is so narrow that only one or two people can pass through it and down a set of steep stairs which is made of the same metal as the box’s walls and ceiling and continues downwards. 

From the entrance we can see the blue ocean, cut into a small rectangle, shining in the distance below. When we go down about 80 steps, the ceiling disappears and the blue sky stretches out overhead. It feels like it is still underground because of the wall blocking the view, but beyond that we can see the blue ocean and white waves ahead. 

At the end of the stairs is a dead end marked by a glass slab on which German, Spanish, Catalan, French and English text is engraved. It reads, 

It is more arduous to honor the memory of anonymous beings than that of the renowned. The construction of history is consecrated to the memory of the nameless. 

This work is Passage – Homage to Walter Benjamin, created by Mr. Dani Karavan at the grave of German philosopher Walter Benjamin. Benjamin, chased by the Nazis, crossed the Pyrenees Mountain on the French border and died here, where he remains buried. 

Benjamin is also famous for his thoughts on the differences between traditional painting and sculpture which had previously only existed in one form, and the new media of photography and film which emerged in the modern era. The book The Work Of Art In The Age Of Mechanical Reproductionis read by many people in Japan, so we are sure many people may have heard of his name. 

Cultural Anthropologist Michael Taussig wrote about this work, about Benjamin and about “the land of Spain” in detail in “Chapter 1 – Walter Benjamin’s Grave – A Profane Illumination” in his book Walter Benjamin’s Grave. This work was created in front of the entrance of the graveyard where Benjamin is buried. 

From 1936 to 1939 Spain was in the midst of a violent civil war which resulted in numerous casualties, including civilians, and is known for being the subject of Pablo Picasso’s painting Guernica. Taussig wrote that there were massacres everywhere in Spain, and that the sites of the massacres were mass graves themselves. This graveyard too is one such mass grave. Passage – Homage to Walter Benjaminreveals both that fact and the fact that many that intellectuals who were pursued by the Nazis escaped to Spain and, with all hope lost, committed suicide. 

We are now standing on that very same ground. In his text, Taussig tries to clarify the relationship between landscape and history. But even if it remains unclear, there is no doubt that the experience of journeying down a dark staircase to the strong light of the Mediterranean Sea will bring us some extraordinary feelings. Once again, when we turn around to go up the stairs, we can see a rectangle cut out of not the sea, but of the blue sky. And the journey ends here. 

Now, let us return to the survey. 20% of respondents agree with the relocation of the Miyagi Museum of Art. They hope that the new museum will be better than it is now.

We have heard that the plans for the new museum will be discussed with art experts only after the decision is made to relocate. The museum plays an essential role not only in exhibition, but also in storage and research. We think the way in which the authorities of Miyagi Prefecture handle Mr. Karavan’s work will be a starting point for the new museum concept. Therefore, the only question we as a group would like to pose can also be posed to those in favor of relocating the museum. 

And as we experienced on our imaginary journey, art expresses our human history. It is a representation of culture itself in all its forms. To protect it also means to protect ourselves. That is why, as we mentioned at the beginning, the German Culture Minister declared that artists are not only indispensable, but also vital, especially now. 

Today, we understand well that now is a very difficult time for people struggling to make ends meet. That’s why we think it is important that this history remains in various forms so as to amplify the voices of people living today. 

Finally, many respondents mention the museum as a place of personal memories. This may be dismissed as mere sentimentality in this relocation debate. However, we would like to remind you again the inscription on the work in far away Spain by the artist who created the only work that could be accidentally destroyed through the relocation of the Miyagi Museum of Art. 

It is more arduous to honor the memory of anonymous beings than that of the renowned. 

We would greatly appreciate if you would answer our one question. 

Sincerely,

A group of volunteers who have high hopes and interest in the Miyagi Museum of Art 

* Reference material Walter Benjamin’s Grave by Michael Taussig, Suiseisha, 2016 

   

アンケート結果

○各種関係機関・団体等を介してのアンケート結果
https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSO3i-L3GW6Fk6gRKNNFyRJIbKrE5BGiRtXGAxSBZoKZgaqZXBDacjjVjoFv67kYvkfvOpPJ3LgBpWr/pubhtml

○一般向けWEBアンケート結果https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQjUIE1NvEnswZ2JvQPsPchJvcim0GPys_J87w4pw5nGxWnRKm89cp__MamhMqbh5VBdSFREp-GNf2c/pubhtml

○宮城県が実施しているパブリックコメント募集に対する有志グループとしての意見

*アンケート結果、パブリックコメントがご覧になれない方はお手数ですが事務局までメールを下さい

*2020年1月31日まで宮城県が実施している「県有施設等の再編に関する基本方針(中間案)」に対するパブリックコメント(*1)は、宮城県が示している中間案のいずれかの部分に対する意見を求めるというスタイルであり、設問に答えたり自由な記述ができる今回のようなアンケート調査とは趣旨が異なります。この点をふまえ、広く県民・市民の皆さまには、今回のアンケートに示されたさまざまな立場からの視点や幅広いご意見を是非参考にしていただきたいと考えます。

宮城県によるパブリックコメント募集の詳細はこちら

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/kenyushisetsu-goiken.html?fbclid=IwAR0NTl3wPS7n597pUQSG3VdZNa2Bhwp1T9hDtrfhD0Bk07EwNNcr0onLeyg

(*1)パブリックコメントとは

パブリックコメントとは、何らかの政策に関する方針や構想、計画案などについて、県民や市民などから広く意見などを募集するものです。今回は、宮城県が「県有施設等の再編に関する基本方針(中間案)」に対して、県民の意見をひろく募集しています。

結果の公表について

私たち「宮城県美術館に関心と期待を寄せる有志グループ」(以下「有志グループ」)では、昨年12月9日から12月23日までの期間において「宮城県美術館の移転、県民会館との集約化に関する方針についてのアンケート」調査を実施し、このほどその結果をまとめましたのでここに公表させていただきます。

【結果をご覧になる際の注意点】

この調査では、①有志グループが任意で選んだ県内の公的あるいは民間の各種機関・団体等にアンケート票を直接持参または郵送等により調査への協力を依頼、②県民・市民をはじめどなたでも自由に回答ができるようweb上で一般公開、という二つの手法をとり、いずれも同じ質問内容で実施しました。

その結果、①の分についてはアンケート票計445通に対して、114件の回答(回収率約25.6%)をお寄せいただき、記入内容については、締め切り後事務局の手で集計・入力作業を行いました。また②の分では、計2,127件の回答が寄せられました。詳細の内容についてはそれぞれ別添のとおりとなっていますので、下記の点につきご理解のうえご高覧いただければ幸いです。

  •  ①②ともほぼ同一のアンケート内容であるとともに、いずれも個人の立場での回答という共通性はありますが、実施上の手法や対象者の立場・性質などの面でカテゴリーが異なる点に留意し、公表に際して集計は合算せず別々の扱いとしました。
  •  今回の調査に際してはいずれの回答も無記名方式とし、①のアンケート票についてはすべて無記名の封筒に封入のうえ事務局あて郵送いただきました。また②についても回答者の発信元が特定できないようにするなど、個人情報と内容の保護に努めました。

*①では氏名等を書き添えていただける例もみられましたが、統一するため個別に連絡のうえご了承のもとに削除させていただきました。また、②では、メールアドレスや電話番号、住所が添付されるなど連絡の可能な方には趣旨をご説明のうえご連絡させていただき、その部分を削除させていただきました。
*②の記述式の問で長いコメントがすべて見る事ができないことが判明しました。文字を小さくするなどして対応しておりますが、それでも難しい場合、行間をつめたり、改行部分を変えさせていただきました。その部分にも意味があるものと思われますが、全文を読んでいただくことを優先いたしました。ご了承下さい。


  •  今回のアンケート調査結果については、ご覧のとおり数的処理によってグラフ化しうる部分、および前述の個人情報等にかかる部分以外には加工・編集等を行うことなく、また主観的なコメントを加えることもなく、すべて記入された原文のまま提供させていただくものです。
  •  現在「県有施設等の再編に関する基本方針(中間案)」に対する意見(パブリックコメント)を募集している宮城県の震災復興・企画部震災復興政策課分権・調整班様に対し、有志グループとしての意見を別途提出するに際して、参考資料としてアンケート結果を添えて郵送すると同時に、宮城県知事様、仙台市長様、宮城県議会、行政の関係部署および各報道機関等、関係方面にも同じものを同時に郵送もしくは直接お届けさせていただきます。

アンケートのお願い

宮城県は宮城県美術館と県民会館、みやぎNPOプラザの施設を集約して宮城野区の仙台医療センター跡地に移転、新築する方針案を発表しました。美術館に親しんできた私たち有志は、賛否を考える前に、各界の皆様の多様な受けとめや、視角、論点、そして世の多くの皆様の意見を知りたいと考え、アンケート調査を試みることとしました。

2019年12月9日(月)〜12月23日(月)の期間中、美術界関係者をはじめ、美術館などの公共文化施設、行政など公的機関・団体、企業、大学などの教育機関、マスコミ各社などに幅広くアンケート用紙を配布させていただいております。また、どなたでも広くアンケートに参加できるようweb上でもご回答ができるよう用意いたしました。

いただいた回答は、アンケート用紙と、webでのアンケートでそれぞれ集計し、2020年1月7日(火)にここで公表する予定です。

(宮城県美術館に関心と期待を寄せる有志グループ一同)

12月23日(月)いっぱいの回答期限をもってアンケートは終了いたしました。

おかげをもちまして、2000人を超えるの皆さまから回答が寄せられました。
今後集計作業を行い、2020年1月7日(火)にこのサイトで公開する予定です。ご協力ありがとうございました。

※これからの回答はできません。ご了承ください。

これまでの流れ

2015.5.28 第1回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syougaku/bijyuturenewai.html

2015.7.22 第2回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会

2015.10.16 第3回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会

2015.11.27 第4回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会

2016.11.8 第5回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会

2016.12.14 第6回美術館リニューアル基本構想策定に係る懇話会

2017.8.7  第1回宮城県美術館リニューアル基本方針策定検討会議 https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syougaku/bijyuturenewal-kihonhoshin.html

2017.10.17 第2回宮城県美術館リニューアル基本方針策定検討会

2017.10〜12 「宮城県美術館のリニューアルに関する調査」アンケート実施https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/662771.pdf

2017.12.14 第3回宮城県美術館リニューアル基本方針策定検討会

2018.2.2 第4回宮城県美術館リニューアル基本方針策定検討会

2018.3 宮城県美術館リニューアル基本方針(最終案)

https://www.pref.miyagi.jp/uploaded/attachment/662766.pdf

2019.2.14 第1回県民会館の整備のあり方に関する有識者会議

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/syoubun/hall-kaigi.html

2019.3.25 第2回県民会館の整備のあり方に関する有識者会

2019.5.2 第1回県有施設再編等の在り方検討懇話会

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/kenyushisetsu.html

2019.5.29 第3回県民会館の整備のあり方に関する有識者会

2019.7.16 第2回県有施設再編等の在り方検討懇話会

2019.8.19 第3回県有施設再編等の在り方検討懇話会

2019.9.5 第4回県民会館の整備のあり方に関する有識者会

2019.11.18 第4回県有施設再編等の在り方検討懇話会/宮城県美術館移転発表

2019.11.20 美術手帳

https://bijutsutecho.com/magazine/news/headline/20915

2019.11.29 河北新報社説https://www.kahoku.co.jp/editorial/20191129_01.html

2019.12中旬 第5回県有施設再編等の在り方検討懇話会(予定)

2020.1 宮城県知事、仙台市長会談へ

https://www.kahoku.co.jp/tohokunews/201911/20191126_11019.html

(参考資料)

総務省 公共施設等総合管理計画

http://www.soumu.go.jp/iken/koushinhiyou.html

事務局

宮城県美術館に関心と期待を寄せる有志グループ

事務局住所
983-0841 仙台市宮城野区原町5丁目5−35 (佐立るり子)

アドレス

satachiruriko@gmail.com

寄付をありがとうございました
アンケート実施中の2019年12月9日〜23日まで、告知をかねて寄付のビンを仙台市内2カ所に置かせていただきました。合計13,434円のご寄付をいただきました。切手代に使わせていただきます。ありがとうございました。

美術館探検の様子