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 2020年7月8日(水)14:30〜15:00県庁の職員の方3名と、有志グループ2名がお会いし、あちらからの経緯の説明と、こちらからの質問へのご回答をいただきました。
 挨拶と個人の氏名などをのぞき、内容は編集することなく全て文字におこしてあります。また、英訳縮小版はそのままだと難しいため、こちらで回答をまとめて補足を付け足しております。合わせてお読み下さい。

県庁の回答(英訳縮小版)

 *今回県庁からの回答をうけ、そのまま英訳をするには説明が不足していると考えましたので、英訳に関しては以下のようにまとめてあります。

 私たちからの質問「ダニ・カラヴァン氏へお知らせしているのか?」という質問への宮城県からの回答は次のようになっています。

「 ダニ・カラヴァン氏ご本人からではなく、人づてで美術館の移転の話があるということ、『マアヤン』の取り扱いについて心配しているという連絡が県の美術館にあり、こちらからは【施設のリニューアルによる現地改修と、それから他の施設との集約複合による移転新設について比較検討を行うこととしていて、現時点では具体的事項は決定されていない状況である。】とお伝えしたと聞いている。

 (今回主導している震災復興企画部では)どなたにということなど直接は詳しく聞いていないのでわからない。美術館でやりとりをしていると伺っている。こちらではご自身の作品が今後どうなるかということを心配されているのだろうというふうに理解している。

 2020年10月に、現地リニューアルと移転新設とのメリットデメリットを出した際に、ダニ・カラヴァン氏と話合いを持つか持たないかというのは我々としては決めていない。検討すべき要素のひとつには入ってくるとは思うが、当初の契約や、有志グループの方々から訴訟の可能性のお話があったが、先例等もふくめて、どういった対応をすべきかを今後検討して参りたい。たぶんいろんな項目について検討していくことになると思うので、美術館の他の屋外彫刻の扱いというものも入ってくるかと思う。検討にあたっては、美術館の担当部署、美術館の方々と充分話をしながら進めていきたいと思っている。メリットデメリットというのは、コスト、金銭的なものだけではないので、文化的価値なども要素になるが、今後、検討していく。」

 これまでの経緯をわからない方のために補足をしておきます。

 今回私たちからの質問にご回答いただいたのは美術館の直接的な主管部署の方ではなく、県有施設の再編という大きな枠を担当する震災復興企画部ですので、回答中にあるようにダニ・カラヴァン氏とのやりとりは直接知らないということになります。

 そもそも、今回のことは、県民会館の移転整備計画に端を発する県有施設の再編についての検討過程で急浮上したものであり、そのため話合いも「県有施設再編等の在り方検討懇話会」という有識者で構成する任意の会議で行われ、そこには美術館関係者は入っておりません。

 会議の議事録からは、老朽化により建てかえが必要になった現在の県民会館を移転整備するにあたり、国政策による施設集約化における財政上の優遇制度を利用するために、他の施設との合築・複合化検討する過程で、初めは県の武道館が良いのではないかという意見などが出されていました。しかし、移転先とする用地の面積が広すぎることなどの不都合があって、一転、美術館がちょうど良いのではないかという話が浮上しました。県議会の質問によればその話が出た時点で、震災復興企画部から、美術館の担当部署に通達するという形で現在に至っていますので、私たちからの質問は美術館に関してですが、ご回答いただく担当部署が違っているということになりました。

県庁の回答(全文)

*(県1、2・・・県職員 )

(県1)

 あの私たちですね、震災復興企画部というところにおりまして、いわゆる企画部門でございまして、いわゆるその宮城県の中長期的な計画を立ててみたり、それから統計的なものを分析したり、地域交通とか情報政策とかそういったものをもっている部でございます。

 この度、県有施設の再編について、やはりあの中長期的に県の施設はどうあるべきかっていうのをやはり企画部としてですね、まとめて、あり方を今回(聞き取り不明)をしたとなっております。

 ただ私ども提案させて頂くときに県民の皆様からですね、たくさんのご要望頂戴いたしましたし、今回皆様からもですねアンケートの結果と、それをパブリックコメントの方にもお寄せ頂いたということがあって、われわれもここはひとつ県民の皆様のご意見をちゃんと聞いて、それで、メリットデメリットをきちんと整理した上でもう一度判断しようということになって、現在に至ってところです。

 本来であればですね、皆様と要望もたくさんいただいていますので、要望をいただいた皆様と県民の皆様広くですね、一同にこう介した形でのいろんな意見交換できればなと年度当初思っていたのですが、まあこのコロナが大変なことになっていて、それが技術的にかなわないということで、それならばということで、要望をいただいた皆様のところにですね、一軒一軒お伺いをして、お話を聞くということを今設けさせて頂いてます。

 今日はですね、お忙しい所お邪魔だったとは思うんですけれども、ご意見をですね、聞かせていただきたいと思って参りました。

 今日冒頭ですね、私どもの方から、こういった県有施設のあり方をこういう背景で出させてもらっていますということと、今年度のスケジュールをですね、こんな感じで進めて行きたいんですというあたりを、ごく短くですね、説明させていただいた後に、ご質問を頂戴していたものですから、それについてもお答えしながら、ということで進めさせていただきたいと思います。

 今日はよろしくお願いいたします。

(県2)

 私の方からですね、県有施設再編の検討に至りました背景と、それから今後の進め方について、簡単に説明させていただきます。

 はじめに今回の県有施設等の再編のねらいでございます。お配りした資料の左上にも記載してございますけれども、将来的に予想される厳しい財政状況と文化芸術振興の両立を目指して参りたいということで進めております。資料の中程にですね、グラフが2つございます。

 本県の人口ですね、今後確実に減少していくということが見込まれております。一方でですね、県の方で所有している、持っているですね公共施設につきましてはですね、老朽化が進んでいるということで、人口が少なくなることでですね税収の縮小が見込まれる一方で、公共施設の更新などにですね、継続して多額の費用が見込まれるというような状況がございます。こうした状況をですねふまえまして、将来的に予想される厳しい財政状況においても、文化芸術振興をはじめとするに県民サービス維持向上を目指していうことが、まあそもそもの県有施設再編の発端であるということになってございます。

 今年度の進め方なんですけれども、資料の下の方にですね、令和2年度の取り組みということで緑色の部分で書いてございます。今年の3月に決定した基本方針のというものの中ではですね、仙台医療センター跡地での施設の集約複合化の検討を進めるにあたってですね、美術館について現在地で改修した場合と、移転新築した場合とのメリットデメリットを整理するということにしております。その内容についてですね、県民の皆様に説明する機会も設けさせていただきまして、ご意見を伺った上でですね、施設整備の方向性というものをですね、判断してまいりたいというふうに考えてございます。そのためですね、冒頭申し上げましたけれども、まずは今回の県有施設等の再編に関してですね、要望等いただきました団体の皆様と個別に意見交換をさせていただく機会を設けて、ご意見をお伺いしていくというところでございます。

 またですね、美術館のあり方に造詣の深いですね、美術あるいは建築関係のですね、有識者の方々からもご意見をお聞きしながらですね、メリットデメリットの整理というものを進めて参りたいというふうに考えてございます。

 合わせましてですね、移転集約する場合にですね、あらたに整備させる施設の施設像というものもですね、お示しする必要がございますことから、新施設の基本構想の検討というもの平行して進めて参りたいと考えてございます。

 こうした作業をですね経まして、今年の秋以降目途にですね、メリットデメリットの検討結果でございますとか、県としての施設整備の方向性への案というものをですね、お示ししながらですね、広く県民の皆様に説明させていただく機会を設けて参りたいというふうに考えてございます。

 関係する団体の方々、あるいは県民の皆様にですね、一定のご理解をいただきながらですね、基本構想策定して参りたいと考えてございます。

 そういったことでございますので、よろしくお願いいたします。

 それからですね、あらかじめ質問ということで、いただいておりましたので、そちらについてのですね、回答と申しますか、現在の状況についてお話をさせていただきます。ダニ・カラヴァン氏との方とですね、連絡とられているかということだったんですけれども、ダニ・カラヴァンさんご本人からではなくてですね、人づてという形にはなるんですけれども、美術館の移転の話があると言うこと、「マアヤン」の取り扱いについてですね、心配しているというようなですね連絡が県の美術館の方にですね、あったというふうに聞いてございます。

(有志グループ)向こうからあったんですか?

(県2)

 はい、人づてにですね、連絡があったということでですね聞いております。連絡のあった方にですね対しましては、現在県有施設等の再編についてですね、検討を行っておりまして、美術館についてはですね、施設のリニューアルによる現地改修と、それから他の施設とのですね集約複合化による移転新築について、比較検討を行うこととしていると、したがいまして、現時点では具体的な事項は決定されていない状況ですということをお伝えしているというふうに聞いてございます。

 私の方からは以上となります。

(県1)おそらくそのお伝えした方から、またこう同じルートで、事務所の方に伝わっていると。

(県2)そうですね。

(県1)そこまでは私たちわからないんですけれども、

(有志グループ)

 日本にエージェントがいるらしいという話を聞いたんですけれど、そういうのも具体的には誰っていうとかはないんですか?どこから連絡が来たとか。

(県2)ちょっと詳しくまではですね、我々の方では聞いていないんですけれども。

(有志グループ)それは美術館でやりとりしている?

(県2)美術館の方に連絡がきたというふうにですね、聞いてございます。

(有志グループ)

 それは美術館内部の、例えば学芸員の人とかが、それはもうダニ・カラヴァンさん、直接じゃないけれども代理人を通してやりとりは行っているというというふうな・・・

(県2)

 そうですね、連絡はいただいていて、それに対して今申し上げたようなご回答というかですね、連絡を差しあげていると聞いてます。

(有志グループ)じゃあ美術館は、内部の人はわかっている、ていうことですね?

(県2)

 まあ、わかっているとうか、そうですね、連絡はですね、ちょっといただいたと聞いてございます。

(有志グループ)

 もう1回、代理人を通して、カラヴァンさん本人が、心配しているっていうふうな話だったっていうことですよね?

(県2)あの、たぶんそういうことなのかなというふうに思うんですけれども

(有志グループ)ご高齢で・・・

(県2)

 まあご本人なのかですね、ご家族の方なのかということあたりもあろうかとは思うんですけれども、いずれそういう近しい方からということは理解しております。

(有志グループ)

 その場合、まあ推測でしかないのですけれど、心配されているっていうことは、心配しているっていうこと・・・、壊されるかもしれないっていうことで、心配しているということですよね?

(県2)

 たぶんその・・・、どうなるのかと、ご自身の作品がですね、まあ今後どうなるのか、ということを心配されているんだろうというふうに、理解しています。

(有志グループ)

 訴訟とかになる可能性っていうのもあるのかなっていうふうに私は思うんですけれども、今まで著作権の方ですら、訴訟が起きているので、なんていうか、もしもその売却して何らかの手が加えられるっていう著作権じゃなく、まあ、壊されるってなったときに、訴訟とかって起きるんじゃないのかなっていうふうに思うんですけど、メリットデメリットの中にはそれは含めて、やっぱりその段階では、含めての計算となるんでしょうか?

(県2)

 まあ今回佐立さまの方からこうしたお話もいただいてますので、そういった部分もですね、まあ検討要素のひとつとしてですね、進める必要があるのかなと考えてございます。

(有志グループ)契約の仕方とかとかもあるんでしょうけれども。

(県2) そういった部分も確認しながらですね、やる必要があるのかなというふうに思います。

(有志グループ)

 現時点では、答えは様子をみているっていうお答えですけれど、メリットデメリットを提示する時点、10月ですか、10月までにはカラヴァンさん、本人じゃなくても代理人含めた話合いももたれるっていうことで大丈夫でしょうか?結局本人が訴える気なければ、デメリットにはならないだろうなって思うんですけども、訴えますよとなったら、その金銭的な、まあ購入資金もありますし、いくらで購入して、それを壊して、さらにその訴訟になったってなると、結構莫大なお金なんじゃないかなと思うんですけれども。また勝てば違うんでしょうけども、そうなると時間もかかるし。

 まあ10月にそのカラヴァンさんも含めた話合いはもたれるっていうことですよね?

(県2)

 今の段階でですね、まだ、そういった話合いをですね、持つか持たないかっていうのはですね、我々として、決めておりません。

(有志グループ)デメリットには含まれていないという?

(県2)

 当然検討すべき要素のひとつにはですね、入ってくるとは思うのですけれど、どのようにですね、検討するのかというところについてはですね、先ほどお話しがあったように、当初の契約がですね、どういった状態になっているかとか、今訴訟というお話がありましたけれどもその辺もですね、いろいろ先例等もあると思いますので、そういったものも含めてですね、我々としてですね、どういった対応をですねすべきかというあたりをですね、今後検討して参りたいと思います。

(有志グループ)

 それは検討中ということで。デメリットの中に必ずしも入ってくるわけではないということですか?

(県2)

 いろいろなメリットデメリットをですね、たぶんいろんな項目についてですね、検討していくことになると思うので、その中のあちらの、彫刻の扱いというものもですね、

(有志グループ)あ、他のもですね。

(県2)そうですね、入ってくるかと思うのですね。

(有志グループ)

 専門家じゃないでしょうから(今)そんなことを言われても困るだろうなというのを重々承知の上で・・・そもそもが、たぶん、部署が違うんだろうなというふうに思うので・・・

(県2)

 まあ検討にあたってはですね、美術館のですね、担当の部署であったりとかですね、美術館の方々とかですね、そういった方々とも充分話しをしながらですね、進めていきたいなというふうに思っています。

(有志グループ)

 今回、実はそういうふうに内部で話をされているというもの今聞いて、そうなんだと思ったけれど、全然美術館の人とかのお話が聞けないので、アンケートをそもそもしたのが、美術の関係者の人の意見が全く聞けなくって、びっくりしたものですから。美術の人の意見が県民の人の耳に入ると、もうちょっとこう納得がいくのかなというふうに思います。大変だと思いますが、部署が・・・たまたま美術館がそれの中に上がってきたのでしょうから・・・。

 もう一つだけダニ・カラヴァンさんのことについて、ちょっとお伺いしたい・・これは私はわからないんですけれど、高松宮殿下記念世界文化賞というのをうけられていて、日本で一番権威がある賞だというふうに伺ったんですけれど、彫刻の部門で今まで受けられた方が31人しかいらっしゃらない中の一人なんですけれど、あまりそういうのって、考慮、その、なんでしょう、その、作品を本当に移転できれば問題はないんでしょうけれど、そのHPの中に、動かしたら死んでしまうとご本人がおっしゃっているので、そういう日本で決めてる賞みたいなのは、あまり考慮されないものなのかなと、財産というかなんというか。かなり貴重だと思うんですけれども。むしろ胸をはって、その作家のものがありますよ、っていうふうに、言えるぐらいのものなんだけど、メリットデメリットの前に、それは、そこをもしも壊してしまったってなったら、その賞を設置している人とかからしても、ちょっとびっくりなんではないだろうかとは思うんですけれども。でもわかんないです。設置している人達の気持ちもわからないので。ただ賞ってなんのためにあるのかなあっていうふうに、不思議には思っています。

(県2)

 メリットデメリットっていうのは、コスト、金銭的なものだけではなくてですね、文化的な価値でありますとかそういったものについてもですね、検討していくことになりますので、まあ、今お話があったようなですね、賞をとられている方がですね、つくられたものというのもですね、含めてですね、まあ今後検討して参りたいと思います。

(有志グループ)

 でもそうですよね、そうしか言いようがないですよね・・・わかります。でもその辺も、でも考慮していただけたら、ていうか、どう考慮したかがやっぱり県民に見えると、何と計りにかけたのかというのは見えやすいと、納得するのかなと思います。

 やっぱり私たちはアンケートをしただけっていう立場なので、みなさんびっくりしていて、それは情報不足によるものがすごく大きい、考える材料が少ないっていうのがあるんだなっていうのがあるんだな、って思って、賛成の方にも反対の方にも、経緯がわかるとありがたいなと・・・。でもすごくいろいろ忙しいとは思いますが。

(県2)ありがとうございます。そのような形でですね、進めたいというふうに思います。

(有志グループ)わかりました。それ10月には見える形にでてくるっていうことですか?

(県2)

 ちょっと時期的にはですね、10月からということに下(資料)にあるので、10月以降年内には出していけるようにですね、作業を進めていきたいなというふうに考えております。ちょっと10月なるか、11月なるか、その辺は少し作業の状況によって時期は変わるかもしれません。

(有志グループ)

 例えばなんですけど、やっぱり冬になってまたコロナが出るんじゃないかというふうに想定しながら生活しているんですけれど、県民向け説明会っていうので、コロナがおさまってからとか、そういうのっていうのはやっぱり仕事的に難しいんでしょうか?

(県2)

 状況をですね、見ながらですね、そういった開催の仕方でありますとか、そういったものについてはですね考えて行きたいと思っているんですけれども。そうですね、コロナウィスルの影響そういったものも、どういうふうになっているのかまあ見ながらですね、こういった開催方法とかも考えていく必要を考えております。

(県2)また説明会等も含めましてですね、また機会あろうかと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします。

(有志グループ)

 今日は答えが保留みたいな感じだったので、具体的に動き出して、お話されたのとかはお伺いしたいなとは思います。宮城県美術館の話じゃなくっても、美術家がどういうふうに扱われるかのかとか、作品がどういうふうに扱われるかっていうのは、特に今表現活動している人達は大変な思いをしているので、それが大切に扱われているんだよっていうことがわかると、また、期待がもてるというか、希望になるので、やりとりが、わかったら教えていただけると嬉しいです。

(有志グループ)

 (この作業工程は)一般的な長さなんでしょうか?早く感じるのは・・・普通?

(県2)

 どのぐらいの時間をかけるのかといいのかなっていうのはいろんな考え方があると思うんですけれども、我々とするとですね、必要な作業というかですね、そういったものはやりながらですね、この期間でというふうに考えてございます。それと、あと、そうですね、見る方によってですね、長いと思われる方も、短いと思われる方もいるかもしれないと思うのですけれども、ちょっと一般的っていうのも、なんていうんでしょう、たくさん事例があったりするものでもないものですから、どのぐらいが一般的かと言われるとちょっと答えにくいところはあるんですけれども。必要な検討を盛り込んでですね、これぐらいの期間というふうにですね、一応設定させていただいております。

(以上)

Answer in English

Reply from the Miyagi Prefectural Government (summary):

*After receiving the answer from the Miyagi Prefectural Government, we have summarized the English version because we felt that the full explanation could not sufficiently be translated directly into English. The translated version is summarized as follows. 

The following is the answer from the Miyagi Prefectural Government to our question “Have you contacted Mr. Dani Karavan?”

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Miyagi Prefecture:

It is our understanding that people speaking on behalf of Mr. Dani Karavan, not the artist himself, contacted the Miyagi Museum of Art and conveyed his concern about the relocation plan of the museum and the handling of his artwork, Ma`ayan. In response, The Miyagi Museum of Art replied that it intends to conduct a comparative study of the on-site renovation and relocation of the facilities through a consolidation with other facilities. At this point in time, the specifics have not yet been decided. 

Disaster Reconstruction Planning Department is leading the discussion.  The members of the department do not know which person of Dani Karavan’s representatives the Miyagi Museum of Art is in contact with. Our understanding is that Mr. Karavan is concerned about the future of Ma`ayan.

We have not yet decided whether or not to enter into a dialogue with Mr. Karavan after summarizing the advantages and disadvantages of the on-site renovation plan and the relocation, reconstruction and consolidation plan. We suppose that this is something to consider.  We received several opinions from the people of volunteer group about the initial contract with Mr. Dani Karavan and the possibility of a lawsuit. So, we shall summarize what, from now on, must be done in the context of the precedent. 

We expect that we are going to consider various items, such as the handling of the other open-air sculptures at the museum. We would like to communicate fully with the Miyagi Museum of Art`s departments and staff as we proceed with the project. 

We feel that the advantages and disadvantages of the project are not simply cost-related. We will also consider other factors such as cultural value in the future. 

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Supplement:

We would like to add a supplementary note for the people who don`t know the story so far.

Our question was responded to not by the Prefectural Department of Tourism and Culture in charge of the Miyagi Museum of Art, but rather by the Disaster Reconstruction Planning Department, which is responsible for the major restructuring of prefectural facilities. This department does not know about any interaction between Mr. Dani Karavan and the museum.

This matter came up during the process of studying the restructuring of prefectural facilities, which was triggered by the relocation of the Prefectural Citizens’ Hall. For that reason, the discussion was held at a voluntary meeting of experts called the “Round Table Conference on the Reorganization of Prefectural Facilities, etc.,” which did not include those involved with the museum.

In the meeting minutes, it was suggested that the prefectural budo-kan would be a good place to start when relocating the current Prefectural Hall – which is in need of rebuilding due to its age – to take advantage of the financial incentives offered by the national government in its efforts to consolidate facilities.

However, there were some inconveniences, such as the fact that the site for the relocation was too large, which led to the idea that The Miyagi Museum of Art would be a better choice.

According to the Prefectural Assembly, when the matter was first discussed, the Disaster Reconstruction Planning Department notified the department in charge of the Miyagi Museum of Art.

This is why, though our question is about the Miyagi Museum of Art, the department that is responsible for the response must be “the Prefectural Department of Tourism and Culture” not “the Disaster Reconstruction Planning Department” who talked with us this time.

私たち宮城県美術館に期待と関心を寄せる有志グループでは県有施設の再編にかかる基本方針の策定を進めている宮城県(震災復興・企画部 震災復興政策課)から県側としての説明と併せて意見聴取を実施したいとのお申し出を受け、この機会に、アンケート調査の結果をふまえて、宮城県に対する質問を用意させていただきました。下記に掲載する文面(含.英訳版)は、その全文となります。後日に予定される面談の際に回答をいただく予定となっております。また、この件に関するメールによる連絡の経過は下記のとおりですのでご参考としてそのまま公表させていただきます。なお、回答内容についても要約や編集を加えずに公表させていただくことで宮城県のご了解もいただいており、後日このサイトに掲載する予定です。
そのような経過をふまえて、以下お読みいただければ幸いです。

県庁への質問

 宮城県知事様はじめ、県庁の方々の新型コロナウィルスへのご対応に心より感謝申し上げます。そのような切迫した状況の中、こうして少しでも意見を交換しようとして下さりありがとうございます。念のため、確認なのですが、宮城県美術館に関しては、移転、現地でのリニューアル案と両方検討されていて、まだ決定ではないということは間違いないでしょうか?

 質問させていただくに先立ち申し上げておきたいのですが、新型コロナを受けてドイツでは、モニカ・グリュッタース文化相が「アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在」と表明しておりますが、私どもも同じように考えております。そのため、美術分野はもとより音楽や舞台芸術関係者の方々、建築関係の方々に対しても同じように敬意をはらっております。特に音楽、演劇関係の方々はかつてない苦難の真っ只中におられるとお察ししており、事態が少しでも良い方向に進むように心から願っております。

 それでは、私どもが昨年12月に実施させていただいたアンケート調査と結果を公表させていただいた立場から、回答を寄せられた方々に代わって質問をさせていただきます。長文にわたってしまいますが、趣旨にご理解をいただければ幸いです。ご覧いただいていると思いますが、アンケートの回答は膨大な量があるため、美術館の建物やまちづくり、行政の進め方などについてはすでに各分野でいろいろな方々が要望書等出しておられますので、私どもは美術館そのものについての部分のみ、質問させていただきます。アンケートをお答えいただいた方には小学生も含まれますので、なるべくわかりやすく優しい言葉を用いるように努めますので、ご回答もそのようにしていただけましたら幸いです。

 私どもの質問はただひとつです。美術館の正面玄関に設置された8本の柱などからなる作品「マアヤン」の作家、ダニ・カラヴァン氏に今回のことについて連絡をとっていらっしゃるか、否か、連絡済であるとすればどのようなお答えを得ているのか、また連絡を取っていないとすればどういった理由からかということです。

 移転の方針が決定された場合、美術品所蔵の作品については建物外部にある立体作品もすべて移転されるものと思うのですが、正面入り口にあるダニ・カラヴァン氏の「マアヤン」だけは建築との一体性があり、また動かすことで作品の意味が全く失われますので移転は不可能と考えられます。ダニ・カラヴァン氏はご高齢ですがご存命です。ご本人、または代理人には、現在4分の1の確率で壊される可能性があることはお伝えしているのでしょうか?今回、国の補助金を受けて移転集約となると、5年以内に、もとの建物は壊さないといけないことになっているとお伺いしました。

 そして、残り4分の1の確率は「売却して作品は残る」可能性です。しかし、売却先がどこかによって、任意で現状に何らかの手が加えられる可能性があります。購入した場合でも、作品の著作権は作家にあり、作品には同一性保持権というものがあります。それは著作物の内容と著作者を紐づけることで、著作者の人間性を正確に表現する著作者人格権です。具体的には写真のパロディなどではどのような理由で手が加えられるとその権利が侵されるのかをめぐって実際に裁判が起こっておりますし、その他にも、いくつか裁判の例はあります。

 作品の制作と設置に際して宮城県との契約がどのように交わされたのかはわかりませんが、39年という短い期間で美術館のためにつくられた作品がそのような事態に直面するということは、作家自身にとって予想もしないことなのではないかと思います。アンケートにお答えいただいた多くの方々も同様です。しかも、現在の美術館の建物が東日本大震災による未曾有の被災を乗り越えたにも関わらず、理由が県民会館の移転新築にあたり、少子化により50年先に財政難になる地方のために設けられた施設集約にかかる国の補助金制度を活用して整備をめざす施設として、すでに県がリニューアルを決めていた美術館がたまたま規模的にもちょうどいいのではないかとの案が浮上したこと、その話合いには、補助金制度適用期限がせまっているためか、彫刻作品等をどうするかということについての美術専門家を交えた検討もされていないこと、そういった状況下で別の新しい美術館を作ろうとしていること、これらの事実の全貌を知ったとき、果たして作家はどのようにお考えになるのでしょうか。

 移転に付随するそうしたことが契約に則っていて、作家に連絡を取る必要はなく、手続き上は問題のないことかもしれませんが、過去に、某大手企業の社長であった方が、ご自身の所有するルノワール、ゴッホの作品を「死んだら棺桶に入れてもらうつもりだ」と発言されたことで、「文化遺産を灰にするつもりか」と英仏の美術界から猛烈な非難を浴びたことはよく知られたエピソードですが、そうした事態を招くという可能性もお考えの上で、宮城県知事の責任のもと、計画を進められているのでしょうか。日本においては、ダニ・カラヴァン氏は、1998年に高松宮殿下記念世界文化賞を受けられていますが、その文化価値を宮城県としてはどのようにお考えの上、それを捨てる決断を下すのか、私どもの質問から推測いただけるものと考えております。ちなみに、その高松宮殿下記念世界文化賞のホームページの作家紹介では、「私の作品は他の場所に移せば死んでしまう。置かれた場所で息づくのだ。作品の中を歩いたり、音を聞いたり、においをかいだり、全身の五感をはたらかせてほしい」と記されています。

 現在、新型コロナの計り知れない影響により、世界中で生活が困難となる人々が今後大勢発生するということが想定されています。アンケートでは、芸術などに税金を使うのは無駄だという回答もみられました。死ぬか生きるかのとき、もしかしてそのようにお考えになる方もアンケート実施当時よりも増えているのかもしれないし、こんな時期に、他にすることがあるのではないかというお声も聞こえてきそうです。そうした方々に、県は新しい複合施設の必要性をどのように説明していかれるのかもお伺いしたいところではございますが、今回はその質問やめておき、これから少しご一緒に旅をしていただきたいと思います。

 旅と申しましても、これから実際に行くわけではなく、想像上の旅です。人間は、想像し、それを共有することができます。皆さまは、国内、海外にご旅行されたことがあると思うのですが、例えば京都なら神社仏閣、仏像を眺めたりされることでしょう、パリにいけばルーブル美術館へ、スペインに行けばガウディによるサグラダ・ファミリアの壮大な建築をこの目で見て見たいと思う方も多いのではないかと思います。そうしたこれまでの経験を活かし、私たちとスペインの小さな港町に旅をいたします。

 旅をする先は、バルセロナより北東の、フランスとの国境にほど近い、地中海に面したスペインの小さなポルトボウという港町です。地中海性気候の乾いた明るい空気のなか、小さな街中を通りぬけ坂道をいくと、切り立った小さな湾に辿り着きます。そこは集合墓地の入り口です。墓地の入り口に近づいていくと、手前の崖近く、地面から茶色の三角形の2枚の金属の板がつきだしています。それは、地中を通って崖の下に伸びた斜めの長い箱です。箱の中は人が一人か二人通れるぐらいの狭さで暗く、壁や天井と同じ金属で作られた急な階段が下に向かって続いています。入り口からは遠く下方に縦長の長方形に切り取られた青い海が明るく小さく見えています。階段を80段あまり下っていくと、途中で天井がなくなり、頭の上には青空が広がります。視界を遮る壁でまだ地中の中のように感じられますが、その先には青い海と白い波が見えています。階段を下りきった先はガラスの板で行き止まりになっていて、そこに、ドイツ語、スペイン語、カタルーニャ語、フランス語、英語で「高名な人たちの記憶よりも、名前のない人たちの記憶を顕彰することのほうが、ずっと困難である。名もなき人びとの追憶に史的構成はささげられる。」という文章が刻まれています。

 これは、ダニ・カラヴァン氏が思想家ヴァルダー・ベンヤミン氏の墓地に作った『パッサージュ ヴァルダー・ベンヤミンへのオマージュ』という作品です。ヴァルダー・ベンヤミン氏は、ドイツの思想家で、第二次世界大戦中、ナチスに追われてフランスとの国境ピレネー山脈をこえ、この地で命を落としそこに埋葬されたといわれています。ベンヤミン氏は、近代になって、写真や映像といった、それまではたった1つしかなかった絵画や彫刻といった作品とは違った表現が登場してきたときに、それらの違いについて考えた人としても有名で、『複製技術時代の芸術』という本は現在日本でも多くの人に読まれていますので、名前だけでも聞いたことがある人も多いのではないでしょうか。

 マイケル・タウシグという文化人類学者がいます。彼は、『ヴァルダー・ベンヤミンの墓標』という著作の『第一章 ヴァルダー・ベンヤミンの墓地−非宗教的な啓示』で、この作品と、ベンヤミン氏と、スペインという土地について詳しく書いています。この作品は、ベンヤミン氏も含まれるという集団墓地の入り口の前につくられています。スペインでは、パブロ・ピカソの『ゲルニカ』という絵の題材となったことでも有名な激しい内戦が1936年から39年まであり、その戦争で民間人を含む多数の死傷者がでました。タウシグ氏は、スペインのいたるところで虐殺があり、虐殺があったその場所が、「集団墓地」そのもので、同じく、ナチスに追われた知識人たちが、スペインに逃げてきて、どうにもならずに自殺するようなこともごく普通にあったということをこの記念碑が明らかにしていると言います。今、私たちが立っているその場所は、まさにその地なのです。タウシグ氏はその文の中で、風景と、歴史との関係を明らかにしようと試みています。しかし、そこまで理解がいかなくても、強い光の中から一転、暗くひんやりとした狭い階段を下って地中海に臨む体験は、わたしたちに何らかの非日常的な気持ちを抱かせるのは間違いありません。再び、地上へ向かうために階段を上ろうとふりむくと、そこには今度は海ではなく、空の青さが切り取られた長方形がみえます。そして、旅はここで終わりです。

 それでは、ふたたび、アンケートの話に戻りましょう。アンケートには、2割の移転賛成者がおられます。その方々は、新しい美術館に今よりよくなるのではないかという期待を寄せています。新しい美術館の計画は移転が決まってから今度は美術の専門家を交えて考えるということですが、美術館は、作品を見せるだけではなく、収蔵と研究も重要な役割として担っています。宮城県がダニ・カラヴァン氏の作品をどのように考え扱うかは、これからどのような構想のもとに美術館を新しくつくっていくかを見定めるうえで、そもそもの出発点となることでしょう。ですから、私たちグループが提示させていただくただひとつの質問は、賛成者の方々の質問にもなりうるのです。

 そして、想像上の旅で体験されたように、美術を含む芸術とは、私たち人間の歴史、文化そのものをあらゆる形であらわしたものです。それを守るということは、私たち自らを守るということでもあります。だからこそ、冒頭にふれたようにドイツの文化相は『アーティストは今、生命維持に必要不可欠な存在』と断言したのです。こんにち、明日の生活にも困っている方々にとって、本当にそれどころではないのはよく理解できます。だからこそ、そうしたすべての今を生きる人々の小さな声が切り捨てられないためにも、こうした記憶が、様々なかたちで残っていくことが大切だと考えます。

 最後に、アンケートには数多く、個人の思い出の場としての美術館が語られています。それは、今回の移転の議論には単なる情緒的なものと片付けられてしまうのかもしれません。しかしながら、本当に偶然に、宮城県美術館で唯一壊されるかも知れない作品をつくった作家が、遠くスペインでつくった作品に刻んだ言葉が、「有名な人々よりも、名もない人々の記憶に敬意を払うほうが難しい」だったことをもう一度思い出していただきたいと思います。

 アンケート調査を試みたものとして、ただひとつの質問へのご回答をいただけますよう、お願い申し上げます。

宮城県美術館に期待と関心を寄せる有志グループ 一同

*参考資料「ヴァルダー・ベンヤミンの墓標」 マイケル・タウシグ著 2016年 水声社

Question in English

 

We would like to express our sincere gratitude to the governor of Miyagi Prefecture and other civil servants for their efforts in combatting COVID-19. Thank you for exchanging opinions with us under these current circumstances. 

First of all, we would like to confirm the following point. Are we correct in understanding that the Miyagi Museum of Art is considering both a relocation and an on-site renovation, but that no decision has yet been made? 

Before posing another question, we would like to put forward the following. In the wake of COVID-19 the German Minister of Culture, Monika Grütters has stated, 

“Artists are not only indispensable, but also vital, especially now.”

We agree. Therefore, we pay respect to people in architecture, music and the visual and performing arts as well as people in fine arts. Particularly, we feel that people in music and theatre are in the midst of unprecedented hardships. We sincerely hope that the situation will improve and turn out for the better. 

Now, from the standpoint of the survey we conducted last December and the results of which have been made public, we would like to ask a question on behalf of those who responded. The following is quite long, but we hope you will understand its purpose.

As you may have seen, there was an enormous number of responses to the survey, and many people in various fields have already petitioned against the building of the museum, its urban development plan, and its administrative procedures. 

Therefore, we just would like to ask a question about the museum itself. Since elementary school students are part of the survey, we have tried to use clear and simple language. We appreciate if you would answer in the same way. 

Our one question is this. 

Have you contacted Mr. Dani Karavan, the artist of Ma’ayan, whose work consists of eight pillars installed at the facade of the museum? If so, how did he reply? If you have not been in contact with him, why haven’t you? 

If a decision is made to relocate, we suppose that all the sculpture and other works that are outside the museum will also be moved. But we assert that it is impossible to relocate Mr. Karavan’s Ma’ayan in particular because it is integrated with the entrance of the building. Moving it would destroy the meaning of the work altogether. 

Mr. Karavan is elderly, but still living. Have you told him or his agent that there is a 1-in-4 chance that his work will be destroyed? We have heard that if the building is relocated with the help of government financial subsidies, the original building must be destroyed within five years. 

If the building is not destroyed, there remains a 1-in-4 chance that it will be sold with Ma’ayan. However, depending on the purchaser, there is a possibility that there may be some modifications to the work. Even if someone purchases it, the copyright of the work belongs to the artist and the work has a right to maintain its own integrity.

The link between the artist and the contents of their work allows the artist to express their humanity. This ability to express one’s humanity is the artist’s moral right. There have been lawsuits over reasoning by which artworks were altered, such as in the case of photo parodies. There are several other instances of lawsuits, as well. 

We have no idea how the contract with Miyagi Prefecture was made for the creation and installation of the work, but we are sure the artist himself would never have expected to face such a situation for a work created for the museum in such a short period as 39 years. It also came as a surprise to many of our survey respondents. 

Moreover, despite the fact that the current building survived the unprecedented damage due to the Great East Japan Earthquake, a proposal to relocate and merge the Miyagi Museum of Art and the Miyagi Prefectural Hall using “The Federal Subsidy Program for the Consolidation of Facilities in Regions Facing Financial Difficulties Due to the Declining Birthrate in the next 50 years” emerged. 

Perhaps because the application deadline for the subsidy program is fast approaching, there has been no discussion with art experts about what to do with the sculptures and other works. Under such circumstances, you are trying to build a new museum. How will Mr. Karavan feel when he knows the full extent of these facts? 

There may be no problem if you don’t contact the him about the what steps are to be taken in accordance with his contract. But as you know, there is a well-known episode that the president of a certain large company said, “When I die, put my collection of Renoir and Van Gogh into my coffin to be cremated with me.”  He was severely criticized by the British and French art circles who cried out that he intended to burn their cultural heritage to ashes. Is the governor of Miyagi Prefecture taking into consideration such a situation if this plan goes ahead? 

Mr. Dani Karavan received the Praemium Imperiale in Honour of Prince TAKAMATSU award in Japan in 1998. How do the Miyagi prefectural authorities think of its cultural value? How can you decide to discard it? We believe you understand what we mean.

For your information, the artist’s introduction to Ma’ayan on the homepage of Praemium Imperiale in Honour of Prince TAKAMATSU states, 

My work will die if moved to another place. Location is very important not just in terms of landscape, but in terms of history, too Please feel, listen, smell, touch, walk through with the whole body’s five senses.

At present, it is assumed that the immeasurable impact of COVID-19 will cause great harm to the future of many people around the world. In the survey, some respondents said that spending money on the arts and other activities is a waste of money. Perhaps since the survey was conducted, as they now face matters of life and death, even more people feel that way. 

Some people may say that in these times there are more pressing matters. We would like to know how the prefectural government will explain the need for a new, consolidated art museum and prefectural hall complex to those people.

But we will leave this question for now. Now, we invite you to come on a journey with us for a short while. Even if we call it a journey, it is not an actual one. It is an imaginary journey. Human beings can imagine and share it. 

We are sure that you have traveled around Japan and abroad. For example, when one travels to Kyoto one can see shrines, temples and statues of Buddha. Many people would like to visit the Louvre Museum in Paris and see the magnificent architecture of Gaudi’s Sagrada Familia in Spain with their own eyes. With such experiences, we are now going to travel to a small port town in Spain. 

The destination is Portbou, northeast of Barcelona, near the border with France, facing the Mediterranean Sea. In the dry light of the Mediterranean climate, we are passing through a small town and going up a hill that overlooks a small bay surrounded by mountains. This is the entrance to a graveyard. 

As we approach the entrance to the graveyard, we see two brown triangular metal plates sticking out of the ground near a cliff in the foreground. It is a long diagonal box that extends down the cliff through the ground. The inside of the box is so narrow that only one or two people can pass through it and down a set of steep stairs which is made of the same metal as the box’s walls and ceiling and continues downwards. 

From the entrance we can see the blue ocean, cut into a small rectangle, shining in the distance below. When we go down about 80 steps, the ceiling disappears and the blue sky stretches out overhead. It feels like it is still underground because of the wall blocking the view, but beyond that we can see the blue ocean and white waves ahead. 

At the end of the stairs is a dead end marked by a glass slab on which German, Spanish, Catalan, French and English text is engraved. It reads, 

It is more arduous to honor the memory of anonymous beings than that of the renowned. The construction of history is consecrated to the memory of the nameless. 

This work is Passage – Homage to Walter Benjamin, created by Mr. Dani Karavan at the grave of German philosopher Walter Benjamin. Benjamin, chased by the Nazis, crossed the Pyrenees Mountain on the French border and died here, where he remains buried. 

Benjamin is also famous for his thoughts on the differences between traditional painting and sculpture which had previously only existed in one form, and the new media of photography and film which emerged in the modern era. The book The Work Of Art In The Age Of Mechanical Reproductionis read by many people in Japan, so we are sure many people may have heard of his name. 

Cultural Anthropologist Michael Taussig wrote about this work, about Benjamin and about “the land of Spain” in detail in “Chapter 1 – Walter Benjamin’s Grave – A Profane Illumination” in his book Walter Benjamin’s Grave. This work was created in front of the entrance of the graveyard where Benjamin is buried. 

From 1936 to 1939 Spain was in the midst of a violent civil war which resulted in numerous casualties, including civilians, and is known for being the subject of Pablo Picasso’s painting Guernica. Taussig wrote that there were massacres everywhere in Spain, and that the sites of the massacres were mass graves themselves. This graveyard too is one such mass grave. Passage – Homage to Walter Benjaminreveals both that fact and the fact that many that intellectuals who were pursued by the Nazis escaped to Spain and, with all hope lost, committed suicide. 

We are now standing on that very same ground. In his text, Taussig tries to clarify the relationship between landscape and history. But even if it remains unclear, there is no doubt that the experience of journeying down a dark staircase to the strong light of the Mediterranean Sea will bring us some extraordinary feelings. Once again, when we turn around to go up the stairs, we can see a rectangle cut out of not the sea, but of the blue sky. And the journey ends here. 

Now, let us return to the survey. 20% of respondents agree with the relocation of the Miyagi Museum of Art. They hope that the new museum will be better than it is now.

We have heard that the plans for the new museum will be discussed with art experts only after the decision is made to relocate. The museum plays an essential role not only in exhibition, but also in storage and research. We think the way in which the authorities of Miyagi Prefecture handle Mr. Karavan’s work will be a starting point for the new museum concept. Therefore, the only question we as a group would like to pose can also be posed to those in favor of relocating the museum. 

And as we experienced on our imaginary journey, art expresses our human history. It is a representation of culture itself in all its forms. To protect it also means to protect ourselves. That is why, as we mentioned at the beginning, the German Culture Minister declared that artists are not only indispensable, but also vital, especially now. 

Today, we understand well that now is a very difficult time for people struggling to make ends meet. That’s why we think it is important that this history remains in various forms so as to amplify the voices of people living today. 

Finally, many respondents mention the museum as a place of personal memories. This may be dismissed as mere sentimentality in this relocation debate. However, we would like to remind you again the inscription on the work in far away Spain by the artist who created the only work that could be accidentally destroyed through the relocation of the Miyagi Museum of Art. 

It is more arduous to honor the memory of anonymous beings than that of the renowned. 

We would greatly appreciate if you would answer our one question. 

Sincerely,

A group of volunteers who have high hopes and interest in the Miyagi Museum of Art 

* Reference material Walter Benjamin’s Grave by Michael Taussig, Suiseisha, 2016 

   

アンケート結果

○各種関係機関・団体等を介してのアンケート結果
https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vSO3i-L3GW6Fk6gRKNNFyRJIbKrE5BGiRtXGAxSBZoKZgaqZXBDacjjVjoFv67kYvkfvOpPJ3LgBpWr/pubhtml

○一般向けWEBアンケート結果https://docs.google.com/spreadsheets/d/e/2PACX-1vQjUIE1NvEnswZ2JvQPsPchJvcim0GPys_J87w4pw5nGxWnRKm89cp__MamhMqbh5VBdSFREp-GNf2c/pubhtml

○宮城県が実施しているパブリックコメント募集に対する有志グループとしての意見

*アンケート結果、パブリックコメントがご覧になれない方はお手数ですが事務局までメールを下さい

*2020年1月31日まで宮城県が実施している「県有施設等の再編に関する基本方針(中間案)」に対するパブリックコメント(*1)は、宮城県が示している中間案のいずれかの部分に対する意見を求めるというスタイルであり、設問に答えたり自由な記述ができる今回のようなアンケート調査とは趣旨が異なります。この点をふまえ、広く県民・市民の皆さまには、今回のアンケートに示されたさまざまな立場からの視点や幅広いご意見を是非参考にしていただきたいと考えます。

宮城県によるパブリックコメント募集の詳細はこちら

https://www.pref.miyagi.jp/soshiki/seisaku/kenyushisetsu-goiken.html?fbclid=IwAR0NTl3wPS7n597pUQSG3VdZNa2Bhwp1T9hDtrfhD0Bk07EwNNcr0onLeyg

(*1)パブリックコメントとは

パブリックコメントとは、何らかの政策に関する方針や構想、計画案などについて、県民や市民などから広く意見などを募集するものです。今回は、宮城県が「県有施設等の再編に関する基本方針(中間案)」に対して、県民の意見をひろく募集しています。